‡仮想リアル‡

最初の質問は良く面接でありそうな質問ばかりだ
面倒なので在り来たりな言葉を並べ打ち込んでいく


何でこんな質問をこんなに
例えば趣味、特技、家族構成やら性格…
プロフィールじゃねぇんだから…


何て思いながらも俺はついつい没頭していた






まるで何かに引き寄せられるように…










ちょうど終盤まで差し掛かり次へをクリックすると画面は途端に全面黒くなった



[此所からは嘘偽りなく、貴方の本当の感性でお答えください]



まるで俺の今まで考えた内容を見透かしたかのような文章に思わずドキッとする

さっきとは打って変わっての黒の背景に赤い文字色


それは余計に不気味さを際立たせていた

何か得体の知れない恐怖を感じる…


けど、此所で今更引き下がるなんてごめんだ!




俺は変にくる恐怖を振り払うように首をブンブンと左右に振ると俺は画面を見る



[問40.貴方はもしもう一人の自分に出会ったらどうしますか?]


質問内容は質問と言うより心理テストに近い内容だった
ちょっと拍子抜けしながらも考える


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