‡仮想リアル‡
もしもう一人の自分に出会ったら…か
それをまず考えるなら逆に質問したくなると思うんだが
ドッペルゲンガーですか?って
でも、そんな非現実的な事を書く気にはなれないし
世の中には3人同じ顔の人物が居ると言うけど…
それは似てるだけで俺じゃない
じゃあ、俺の考えは??
案外、考えてみると俺はまともに自分の考えをもってないんだな…
何か、少し笑えてきた
あっ、だったら聞いてみたいなもう一人の自分に…
俺と同じ思考の持ち主なはずだし
俺の気持ちってやつを
だから俺はこう書いた
[とりあえず話してみる]
それから色々発展するわけだし、まぁこれもありきたりかな?
何て思いながらも少しスッとした
それから4〜5問ほど似たような質問が続いた
[問50.最後に貴方には大切な人が居ますか?]
[はい]
俺は即答で最後の質問に解答すると“本登録”をクリックした
俺は新しい世界の扉を開いた
そして同時に
既に始まっている狂気に
自ら入っていったのに
この時の俺は
知るよしもなかった──