‡仮想リアル‡

部屋に着くと波ちゃんは歓声をあげてくれた
優希ちゃんも驚いてるみたい

「相変わらず広いなぁー」

蓮ちゃんもそう言った
そんなに広いかなぁ??


20畳くらいの広い部屋に豪華なシャンデリア、ゴージャスなお姫さまベッド
机は質素ながらもパソコンが二台
そんな中のソファーはあまりに小さく見える


「パソコン二台あるわね…」

「ちょうどいいわね」と優希ちゃんは言うとパソコンに近付いた

「ううん、全然使ってないんだけどね…私機械とか苦手で」

そう苦笑する私に「大丈夫よ」と優希ちゃんは私に目線を向けると言った


「波が居るから」

「って!?あたしかよ!?」

波ちゃんはテーブルに置いてあったお菓子を食べながら言った

「……」

「無言かい…」

「じゃあ、早速波は百合亜に私は蓮ちゃんに教えるから」

そうてきぱき支持する優希ちゃん
凄いなぁ…って思う

「はいはーい……たく面倒な方を回しやがって」

波ちゃんはボソッと何かを呟いた

「えっ?」

「ん?何にもないさ!ほらちゃっちゃと登録しちゃおうぜ!」

波ちゃんの笑顔に圧されて私はそれ以上聞けなかった


< 39 / 58 >

この作品をシェア

pagetop