‡仮想リアル‡
部屋に着くと波ちゃんは歓声をあげてくれた
優希ちゃんも驚いてるみたい
「相変わらず広いなぁー」
蓮ちゃんもそう言った
そんなに広いかなぁ??
20畳くらいの広い部屋に豪華なシャンデリア、ゴージャスなお姫さまベッド
机は質素ながらもパソコンが二台
そんな中のソファーはあまりに小さく見える
「パソコン二台あるわね…」
「ちょうどいいわね」と優希ちゃんは言うとパソコンに近付いた
「ううん、全然使ってないんだけどね…私機械とか苦手で」
そう苦笑する私に「大丈夫よ」と優希ちゃんは私に目線を向けると言った
「波が居るから」
「って!?あたしかよ!?」
波ちゃんはテーブルに置いてあったお菓子を食べながら言った
「……」
「無言かい…」
「じゃあ、早速波は百合亜に私は蓮ちゃんに教えるから」
そうてきぱき支持する優希ちゃん
凄いなぁ…って思う
「はいはーい……たく面倒な方を回しやがって」
波ちゃんはボソッと何かを呟いた
「えっ?」
「ん?何にもないさ!ほらちゃっちゃと登録しちゃおうぜ!」
波ちゃんの笑顔に圧されて私はそれ以上聞けなかった