‡仮想リアル‡

えっ?
ちょっと待ってよ!?


「あれ?それ私の時と違うけど」

あたしが言おうとした事を先に蓮が言った

「えっ?そうなの??」

あたしが百合亜をパソコンの前に座らせると百合亜が声をあげた
優希も顔をしかめている

「私はさ『此所からは深く考えずに直感で答えてください』って」

「…私はその逆だったわね」

蓮の話しに優希は言った
あたしが登録するときもまた、これと違う文章だった


何これコンピューターがやってるんでしょ??


まるで本当に誰かが見てる…否、コンピューターが生きてるみたい


「……まぁ、ただの偶然でしょ」

優希はそう言うと

「ほら、ちゃっちゃと解答して」

「う、うん」

百合亜を促した

優希……?
っておい!?目が怪しく光ってるよ優希!?!?

そんな優希はあたしの視線に気付いたのか無表情に戻りこっちを向く
思わず身構える

「…時は金なり」

「はっ?」

あたしは優希の言葉に間抜けな声を出してしまった

「…ちょっとしたバイトの事よ」

全くもって意味がわからない


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