溺愛彼氏×ドジな彼女
そんな望の言葉には、反応せず、莉音を見つめる。
…一度もこっちみねぇし…。
これは…
お仕置きだよな…?
放課後
「佑斗ー帰ろ?」
「おぅ。」
「僕も一緒にいいかな?」
そう言って、俺たちの間に入ってくる郁。
「えっ、あっう「ダメ」
ウンと言いかけた莉音の言葉を、消すように俺は告げる。
「じゃあ、行くぞ莉音」
そう言って俺は莉音の手を引く。
「あっ、ちょっと…」
「…じゃあね、莉音~^^」
「あっ、バイバイ郁^^」
そんな声を背にし、さっきよりも歩きを早める。
「ねぇ、佑斗っ…」
「…何?」
「さっきの郁への態度は…」