溺愛彼氏×ドジな彼女
*第2章*
プレゼント£莉音
「寒っ~!!」
帰り道、冷たい風を受け思わずもれた言葉。
「大丈夫か?」
心配そうに顔をのぞきこみ、聞いてくる佑斗。
「だっ大丈夫だよ///」
そう言った私を、じっと見つめる佑斗。
「なっ何///」
すると佑斗は、急に私の手をつないできた。
「…こうしてたら、ちょっとはあったまるだろ。」
少し照れて、目をそらす佑斗。
「…可愛い///」
「…バカにしてんのか?」
「ちっ違うよ!!
ただ…」
「ただ?
何だよ?」
「…照れてる佑斗が、可愛いくって」
「っ!!
別に照れてねぇよ!」
「嘘だぁ~!」
「嘘じゃねぇよ!」
そうやって動揺してる時点で、怪しいけどね。