溺愛彼氏×ドジな彼女

「っ…!
 お願い…やめて…」
唇がふれる寸前、涙をこらえ必死に出した声。

「…ぷっw」

「えっ?」
いきなり、笑い出した郁。

「からかっただけだよ~^^」

「えぇ!?」

なっ!!
めっちゃ焦ったのに///

「何、もしかしてキスしてほしかったの?」
そう言って、近づく郁。

「けっ結構ですっ!!」

「そう?」
そう言って、微笑んだ郁は…
なんだか少し、悲しそうだった。

「…電話、かかってたんでしょ?」

「あっ、そうだった…」
そう思って、携帯を取り出そうとしたとき、

♪~~~~
また鳴り出す携帯。

「佑斗だ」

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