溺愛彼氏×ドジな彼女
「もしもし?」
「あっ、莉音大丈夫か?
何もされてねぇ?」
そう言って、少し大きめの声できいてくる佑斗。
「だっ大丈夫だよっ!!
もう、教室戻るね」
そう言って、電話を切る。
「じゃあ、郁教室戻ろ?」
そう言って、視線を郁に向ける。
「…もう戻るの?」
そういった郁の悲しそうな表情。
「えっ…?」
「僕と…2人っきりは嫌なの?」
「別にそういうわけじゃなくて…」
「じゃあ、いいじゃん。
もうちょっとここにいようよ^^」
可愛い笑顔。
なんだか、断れなくなる。
「うっウン…」
まぁ、話すだけだしね…?