溺愛彼氏×ドジな彼女

「手強そうやなぁ、郁は」
そう言って、俺が席につくなり話しかけてくる望。

「…そぅだな…」

「俺みたいに、郁は簡単に諦めへんっぽいで?w
 まぁ、俺も簡単に諦めたわけちゃうけどな^^ww
 まぁ、がんばれ^^?」

そう言って、俺に軽く言ってくる望。

「ん…頑張る…」
俺は、望の言葉には触れなかった。

今も、望は莉音が好きなのか?

…好きだよな。

諦めるとは、言ってたものの…
今もまだ、莉音を見る望の目は…
諦める前と変わってない。



今でも、愛しそうに見てるんだ。


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