溺愛彼氏×ドジな彼女

「郁ーまってよー」
そう言って、少し前を歩く郁に近づく。

「どうしたの?
 怒ってる…?」

「…別に、怒ってないよ^^」

「そぅ?」

「ウン。
 それより、莉音。
 遠足、絶対僕と一緒の班になろうね♪」


そう言って、ニコニコする郁。

「ウっ、ウンっ。」

「やったぁ♪
 じゃあ、いこっ」

そう言って、私の手を握る郁。

「えっ…でも、佑斗たちが…」

「いいじゃん、ほっとけば^^」

「そういうわけには、いかねぇんだよな?」


< 136 / 207 >

この作品をシェア

pagetop