溺愛彼氏×ドジな彼女

「そーいうわけには、いかないよ~」
そう言って、莉音の前に立つ凛。

「みんなでやらな、おもしろくないやんかっ!!」

「でも…」

莉音が、バスケをするのを嫌がるのは…

「私、運動オンチだから…」

「そんなこと気にしないからっ!
 ねっ、やろ?」

「っ…」
そう言う郁に、顔を覗き込まれて言葉につまる莉音。

「わっ…わかった!
 そのかわりっ!!」
そう言って、俺に近づいてくる莉音。

「?」

「私は、佑斗と同じチームってことでっ!!」


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