溺愛彼氏×ドジな彼女
諦めきれない心£莉音
「あっ、望。」
そう言った凛の視線の先を見る。
そこには、少し切なそうな表情をして私たちを見る望の姿があった。
「望、郁いた?」
近づきそうたずねる。
「おん、おったで。
ちょっと気分悪いみたいや」
「えっ、大丈夫なの?」
「ウン。
とにかく、今は1人でゆっくり休ませたって^^
楽になったら、戻ってくるっていっとったし。」
「…ウン、わかった。」
「あっ、もうすぐ昼ご飯作る時間ちゃう?」
「そうだね」
「ほな、いこか~♪」
そう言って、歩き出す4人。
「ありがと、望…」
後ろから、そう聞こえた気がした。