溺愛彼氏×ドジな彼女
「おーい、全員いるか~?」
そう言う担任の声が響く。
「じゃあ、出発するぞ。」
その声とともに動き出したバス。
あっと言う間に、終わったな…。
いろいろあったけど以外と楽しかったかも…。
そんなことを思っているとだんだんと眠気が迫ってきた。
「…ん…」
うっすら目を開けると、景色は少し薄暗くなっていた。
ってか、寝てたっ!!
ん…?
よく見ると、私の体には体操服の長袖がかかっていた。
これって…
名前をみると、瀧上の文字。
隣にはすやすやと眠る佑斗。
「…ありがとっ…」
私はそう小さくつぶやいて、佑斗を見つめた。