溺愛彼氏×ドジな彼女

「莉音、あとで話ある…」
教室につくと、莉音にそう告げる。

「…わかった…。」
やっぱり少し元気がない。
まぁ、原因はもうわかったんだけどな。





授業が終わり、休み時間。
俺は莉音に近づく。

「莉音、行くぞ。」

「あっ…ウン。」
そう言って、俺の後をついてくる莉音。


空き教室の前まできて、俺は莉音に話しかける。

「…キスしたんだって…?」

「え…?」
動揺する莉音。

「郁と…昨日。」
そう言って、俺は莉音を廊下の壁へ押し寄せる。


< 165 / 207 >

この作品をシェア

pagetop