溺愛彼氏×ドジな彼女

「…ゴメン…」
そう言って、俯く莉音。

「…いいよ、莉音からしたわけじゃないし。
 いきなりだったんだろ?」

「…でも…私…佑斗じゃない人とキスしちゃった…。
 …ゴメン…」
そう言って、少し声を震わせる。

なぁ…なんでそんな可愛いの?

俯く莉音の顔の横に、手をおき莉音が身動きとれない状態にする。

「なぁ、莉音…俺に莉音からキスしてよ。」

「えっ!?」
びっくりして顔を上げる莉音。

「してくれたら、キスのこと許すよ?」
そう言って、顔を赤らめる莉音に顔を近づける。

まぁ、もう許してるけど。
ちょっとくらいの意地悪、いいだろ?





< 166 / 207 >

この作品をシェア

pagetop