溺愛彼氏×ドジな彼女
*第12章*
切ない告白£莉音
「まっ…間に合った…」
佑斗と、急いで教室に戻るとまだ授業までには時間があった。
息を整えながら、席に座る。
「なぁ~にしてたの?
佑斗とっ」
そうニヤニヤしながら、訪ねてくる凛。
「なっ何にもないよっ!!
ねっ、佑斗っ」
そう言って、望と話す佑斗に助けを求める。
「さぁね?」
そう言って、怪しい笑みを浮かべる佑斗。
「へぇ?」
さっきよりも、顔をにやけさせる凛。
「っ…佑斗のバカっ!!」
話振るんじゃなかった…。
そう後悔しつつ、ふと周りを見る。
すると、郁と視線がぶつかった。
私は、気まずくって目をそらした。