溺愛彼氏×ドジな彼女
「わかった、一緒に帰ろう。」
その一言に、素直に喜ぶ莉音。
「じゃあ、またねっ!」
そう言って教室を出ようとする莉音を俺は、呼び止める。
「莉音、教室まで送る」
「えっ!?
いいよ、わざわざ悪いし!」
そう言って廊下へ振り返った瞬間…
「きゃっ!!」
俺は転びそうになった莉音の腕をつかみ、抱きよせた。
「…大丈夫か?莉音」
「うっうん///
ありがとう、佑斗」
そうニッコリと笑う。
「じゃあ行くぞ!」
そう言って俺は、莉音の手を握り歩き出した。
さっきみたいに、莉音はよく転びそうになったり…結構ドジ。
だけどそういうとこも、可愛くて…守ってやりたくなるんだ。