溺愛彼氏×ドジな彼女

すると、凛が望と入れ違うように私の席へ来る。

「ちょっと、莉音!!
 知り合いなの!?」

「えっ…ウン。
 望とは、幼なじみなんだ。」

「えっ!?
 マジで??」

「ウン」

「なんで、今まで言ってくれなかったの?
 あんなイケメンな幼なじみがいるなんて~!!」

「そんなこと言われても…転校してから、一度もあってなかったし…」
確かに、背も高く整った顔。
だけど、昔と変わってないのは…あの笑顔。

「これは…佑斗くんと校内イケメン1位を争うわね」

「俺が何だって~?」
そう、私の後ろから聞こえた声。

「っ…佑斗っ!!」

「おぅ、莉音。
 教科書、忘れた…貸してくんねぇ?」

「ウン、いいよー^^
 でも、なんか珍しいね。
 佑斗が、教科書忘れるってw」

「たまたまだよ。」




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