溺愛彼氏×ドジな彼女


「莉音ー帰るぞー!!」
そう言って、莉音の教室へはいる。

視線の先には、楽しそうに話す莉音と望の姿。

「あっ、佑斗っ!
 じゃあね、望」

「ウン、じゃあな。」


「お待たせ、佑斗。」

「おぅ。
 じゃあ、行くか」

「ウン♪」
そう言って、自然に手をつなぐ俺たち。


俺は少し…望がきになり、教室の方を向く。

「…」

そこには、切なそうに俺ら…
イや…莉音を見つめる望がいた。


「佑斗?
 いかないの?」
そんな視線に気づきもしない莉音。

「あっ、わりぃ。
 いこっか^^」


< 46 / 207 >

この作品をシェア

pagetop