溺愛彼氏×ドジな彼女
*第8章*
後悔と誓い£佑斗
「もしもし?」
急にかかってきた電話。
相手は、凛。
「佑斗クンっ…莉音がっ、いないのっ。」
「いない…?」
「私と望、先生に呼びだされてて…戻ってきたらもう…いなくて…。
どうしよっ、莉音に何かあったら…」
「っ、とりあえず校内中、探すぞ。」
「ウンっ…」
莉音…どこに行った?
走っているなか、ずっと思う。
見つけたとき…どうか笑ってて。
「佑斗、どうしたの~?
そんなに慌てて」
そうやって、俺を心配して…。
心配されるのは、俺で…莉音じゃなくて…。
なぁ…お願いだから。
無事でいてくれ…。