溺愛彼氏×ドジな彼女
「!佑斗クンっ!!」
「見つかったか?」
「…ウウン」
「…くっそっ…莉音…」
俺はまた、走り出す。
「…佑斗っ…」
弱々しい声…微かに聞こえた。
俺は、すぐ声のした教室へ行きドアを勢いよく開ける。
「っ!!!
莉音っ…!!!」
そこには、制服がはだけた莉音と…莉音に覆いかぶさる男たち、そして今朝の女の姿。
「お前ら、莉音に何してんだよ?!」
俺は、すぐに莉音の上にいる男をひき離し、殴る。
鈍い音が響く。