溺愛彼氏×ドジな彼女

「…莉音…?」
どうした?とでも言うような顔をしている佑斗。

「私を…佑斗で…いっぱいにさせて?
　恥ずかしいことを、言ってるのはよくわかってる。
　だけど…
　私に触れて。
　私を、佑斗だけで…すべて埋め尽くして…。
　佑斗しか…いらないから…。
　いくら怖くても…佑斗がいれば…もう怖くないの…」
これは、私の本当の気持ち…。

「莉音…」
そう言って、私の唇に近づく…。


優しくて、温かいキス…。
まるで今日のことなんて、忘れてさせてくれそうなキス。

「莉音…俺だけでいっぱいになって?
　俺も、莉音しかいらねぇ」

「佑斗…」

そうして、優しく触れる佑斗の指先。

体だけじゃなく、心も…熱くなっていく…。