【短編】恋人達のChristmas

私の左手は、和哉の手に包まれて良く見えない

でも、左手の薬指に

冷たい“何か”が填められたんだ


「―…はい、オッケー」

そうして、和哉の手が開かれて

私は自分の左手を翳(かざ)した


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