私をブー子と呼ばないで
私という人間
私は園田 莉子、29歳。
いろんな方面において、崖っぷちにいる。
幼稚園教諭をしているけれど……、同期はみんな寿退社して、29歳の教員は私だけ。
あとはみんな年下ばかり。
年上といえば、主任と園長だけになってしまった。
こうなれば、主任職をなんて思うわけだけど、主任は園長の娘で、私に主任職が巡ってくるはずもなく。
年下の同僚に囲まれながら、肩身の狭い思いで仕事を続行中。
高校、大学の友人の中においても、いき遅れメンバーの一人。
それも年々、数少ない括りになってきてる。
毎年、友人の結婚式の招待状が来るたびに憂鬱になる。
自慢できる恋愛話一つあればいいのだが……。
私にはそんな話は一つもないのだ。
29歳になってもまだ処女。
彼氏すらできたことがない貴重な生物だと言えよう。
誰もが思っている、最後に残るのはブー子だと。
いろんな方面において、崖っぷちにいる。
幼稚園教諭をしているけれど……、同期はみんな寿退社して、29歳の教員は私だけ。
あとはみんな年下ばかり。
年上といえば、主任と園長だけになってしまった。
こうなれば、主任職をなんて思うわけだけど、主任は園長の娘で、私に主任職が巡ってくるはずもなく。
年下の同僚に囲まれながら、肩身の狭い思いで仕事を続行中。
高校、大学の友人の中においても、いき遅れメンバーの一人。
それも年々、数少ない括りになってきてる。
毎年、友人の結婚式の招待状が来るたびに憂鬱になる。
自慢できる恋愛話一つあればいいのだが……。
私にはそんな話は一つもないのだ。
29歳になってもまだ処女。
彼氏すらできたことがない貴重な生物だと言えよう。
誰もが思っている、最後に残るのはブー子だと。
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