私をブー子と呼ばないで
「私なら、よく食べるしね」
「そうそう。作り甲斐があるよ」
翔太が、コクンと力強く頷く。
そこはちょっと否定して欲しかったんだけど……。
『そんなことないよ』って。
よく食べるのは事実だけど。私だって一応女なんだし。
「じゃあ、イブの日に。電車に乗る前に、一度メールして。駅まで迎えに行くから」
「あ、うん。私でいいの? 智美とか誘う?」
「智美? イブはデートなんじゃないの?」
「たぶん」
「なら、誘わなくていいよ。ブー子がいれば、十分だよ」
十分って?
私はよく食べるから、他には人はいらないってこと?
「そうそう。作り甲斐があるよ」
翔太が、コクンと力強く頷く。
そこはちょっと否定して欲しかったんだけど……。
『そんなことないよ』って。
よく食べるのは事実だけど。私だって一応女なんだし。
「じゃあ、イブの日に。電車に乗る前に、一度メールして。駅まで迎えに行くから」
「あ、うん。私でいいの? 智美とか誘う?」
「智美? イブはデートなんじゃないの?」
「たぶん」
「なら、誘わなくていいよ。ブー子がいれば、十分だよ」
十分って?
私はよく食べるから、他には人はいらないってこと?