こおにの手紙
 手紙を運ぶとちゅう、すずめは七色の羽を持つ美しいインコに出会い、すっかり恋をしてしまったのです。


「ああ、きみの羽は星の光よりも美しい。どうか、ぼくの愛を受けいれておくれ」


 すずめは手紙のことなどすっかり忘れて、毎日愛の歌を歌っていたのでした。



 そこで、子おにはまた手紙を書きました。




< 12 / 31 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop