俺の日常は、ある日を境に変わってしまった

「スマン二人とも。俺のヘアー(寝癖)が、なかなか言うこと聞かなくってさ」

嘘ではない。

嘘ではないのだが、何となく罪悪感を感じてしまう俺。

「兄さんは昔から癖っ毛だから……いっそ、全刈り行っちゃう?」

いつの間にか俺の髪をいじっていた

「“一本いっとく?”みたいなノリで、恐ろしいこと言うんじゃありません」

「え~………」

そんな残念そうな顔をしても、俺は一○さんにはなりませんよ?

「坊主さんじゃなくても、そろそろ髪を切りに行った方が良いんじゃないかな?と言うか、切りに行け」

「ああ、近い内に行くーー「…………」イダダダ!分かった、分かった!今日行くから!髪を引っ張るんじゃない!!」


らめぇぇぇぇぇッ!!


ーー 閑話休題 ーー


「あ~……余計変な頭になっちまった」

いや、髪型の話ですよ?

決して、頭がオカシクなったわけではありません。

「「確かに、変な頭(です)」」

「誰のせいだ。誰の」

「「え?」」

「え?じゃないよ」

朝から疲れさせるな……
< 5 / 11 >

この作品をシェア

pagetop