俺の日常は、ある日を境に変わってしまった
「スマン二人とも。俺のヘアー(寝癖)が、なかなか言うこと聞かなくってさ」
嘘ではない。
嘘ではないのだが、何となく罪悪感を感じてしまう俺。
「兄さんは昔から癖っ毛だから……いっそ、全刈り行っちゃう?」
いつの間にか俺の髪をいじっていた
「“一本いっとく?”みたいなノリで、恐ろしいこと言うんじゃありません」
「え~………」
そんな残念そうな顔をしても、俺は一○さんにはなりませんよ?
「坊主さんじゃなくても、そろそろ髪を切りに行った方が良いんじゃないかな?と言うか、切りに行け」
「ああ、近い内に行くーー「…………」イダダダ!分かった、分かった!今日行くから!髪を引っ張るんじゃない!!」
らめぇぇぇぇぇッ!!
ーー 閑話休題 ーー
「あ~……余計変な頭になっちまった」
いや、髪型の話ですよ?
決して、頭がオカシクなったわけではありません。
「「確かに、変な頭(です)」」
「誰のせいだ。誰の」
「「え?」」
「え?じゃないよ」
朝から疲れさせるな……