最弱暴走族と桜【完】SS更新中!
気にする事のない、と弘や真に頭を撫でられても、美樹を見れば不機嫌丸わかりだ。
『でもね、』
「ん?」
『パパ、桃李もここにあずけようとしてたよ』
「とうり?」
『さくらの弟!』
ピシッと弘と真は固まる。
「ではその子は何処へ?」
『うん?桃李?桃李はね、パパの知り合いのおうち』
ひょっこり顔を出した流生に桜は答える。
『昔のあくゆう、なんだって』
「へぇ…」
意外そうに声を上げる流生に首を傾げる桜の身体は不意に浮く。