最弱暴走族と桜【完】SS更新中!
「「血桜さん!」」
『あ?…って何だテメェ等?!』
ドンッッ!!と勢い良く部屋のドアが開いたと思えば、流れ込む様に部屋に入ってきたbarにいた大勢の不良達。
勢い過ぎて凄くビックリしたんですけど?!
「「俺等を強くしてくださいッ!」」
『はぁぁぁぁあ!??』
Why!?どうして、この話を知っている!!
「お前ら、まさかっ?!」
「はいっ!!バッチリ聞いてました!!」
「血桜さんっ!!お会い出来て光栄ですっっ!」
『ぎゃあぁぁあ!??桃李っ!この部屋防音対策してないのぉお!!?』
すげぇバレてるじゃんっ!隠したの意味ないよ!!
凄くキラキラした目でみる不良達。
「個室だからって防音になってるわけ無いじゃん」
何当たり前だろ、みたいに胸張ってるの!?
「…すっげぇ、本物だぜ」
「…県トップの華龍の総長・血桜」
「…“血に染まる美しい桜”だよな、通り名の由来」
「…あ、それ考えたの華龍の幹部って噂だぜ?」
ちょっとまて。いま、あたし見てボソボソ言ってた中に聞き捨てならないヤツがあったぞ。
『なぁ、』
「は、はぃぃい!?」
『血桜って考えたの華龍の幹部って本当?』
「え、あ、いや、う、噂ですっ!だから、本当かどうかは解らないです…っ」
『ほぅ』
帰ったら、ぶん殴っても聞きだすか。
さて、それは置いといて。本題、本題。
『あー、相汰くん?』
「うっす」
『もし、あたしがえーっと、稽古?付けるとして』
「「?」」