最弱暴走族と桜【完】SS更新中!
今日は十月三十一日。
「姐さん姐さん!」
『どうかしましたか?』
「ジッとしてて下さい!」
『…?』
世間はハロウィン一色。
丁度、休日だった為、実家に帰って来ていた桜は、鋼牙の溜まり場に顔を出していた。
溜まり場に居るのは、鋼牙のメンバーと大和、桜。そして桜にひっついて来た桃李。
特に何かをするでもなく、何時も通り騒がしく騒いでいた。
そんな中、外に出ていた相汰と中学生メンバーが数人、帰ってくるなり桜に駆け寄って来た。
桜は相汰達の行動に首を傾げるも、言われた通りジッとしていた。
「―――…っと、もういいですよ!」
「「「「……。」」」」
『?』
「相汰…、お前コレどうした…。」
「店に売ってたんで買ってきました!」
満面の笑みの相汰対して固まった鋼牙のメンバー。
桃李はというと。
「桜姉の猫耳…!」
誰よりも早く、携帯で写真を撮っていた。