最弱暴走族と桜【完】SS更新中!
「もう、終わりました」
――そう。なら、お弁当持って道場に来てくださいね!午後の稽古始めますから。
「了解です!」
相汰はジェスチャーで帰る準備をする事を四人に伝える。
それを見た四人は頷いて弁当箱の入った鞄を手に取る。
「女一人に怯えるなよ」
「ばっ…!ミキちゃんは黙ってろ!!」
――……。相汰くーん?
今まで黙っていた美樹が急に大きめの声で喋り始めた。
「ってか、あり得ねぇだろ。あの〝バカ桜〟が先生なんて」
――…フフフ。相汰くーん?そこにいるクソ教師と代わってくれるー?
「は、はひぃぃい!!」
姐さんが笑った!血桜化した姐さんがフフフって笑ったっ!
それを相汰の表情から読み取った四人はひぃっ!と半泣きになる。