最弱暴走族と桜【完】SS更新中!
「俺の愛娘」
「「……はぁぁああぁああぁあ!!???」」
「……」
俺は絶句。
他の奴らは絶叫。
え、ちょっと、ま、え?
「……娘?」
「おう!桜って言うんだ」
そう言って太一さんは背中にへばり付いているウサギ――桜を抱き上げて、俺達に見せる。
ポーと俺を見るウサギは不意にニパーと笑う。
「…太一さんの子供?」
「そうだぞ。桜、何歳だ?」
『…にしゃい!』
舌っ足らずな言葉で自分の歳を告げる、ウサギ。もとい桜。
それに2歳って。
「え、何すか。太一さんてデキ婚だったんですか?」
「さあーな~?」
あやふやな返事で返される。