私とサンタとX'mas
三田さんの瞳は、真剣そのものだ


「あ──君が好きな人話して、俺が話さないってのも変だしさ
俺も話すな…すすす好きな人の、はなし」



真っ赤になった鼻をすすりあげながら、三田さんはゆっくりと話しだす



「俺さ、バイトしてるんだ
何のバイトかは……………あー…言えない
うん、そう
言えないバイト」


言えないバイトって…
妖しい所みたい


私は吹き出しそうになるのを我慢しながら、はいと一回頷く
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