私とサンタとX'mas
それに、三田さんはほっとしたように笑ってから

「うん、それでさ
一人、お客さんが…来たんだよね
えーっと、ツリ…じゃなかった
店の看板商品をを見ててさ
すっごいキラキラした瞳で………かかかかわいく、て」


どもりながらも、必死に話そうとしてくれる三田さんに、私はもう一度 はいと頷く


「でも、俺は喋れないし…近付く用事もなくて
諦めてたん、だよね
だけど…
取らなきゃいけなかった物、取ってくれて」
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