私とサンタとX'mas
それから、三田さんは真っ赤になった顔を隠すように マフラーにうずめて


「優しくて…笑顔、可愛くて
やっぱり好きだな、って」


優しい笑みを浮かべる

私はそれに、微かに頬を赤くしながらも

「やっぱり…?」


気になったことを聞いてみる

その言葉に、三田さんはとうとうしゃがみこんだ


「~~~その子、さ
見たの初めてじゃなかったんだ
前に町中で、ツリー見てるの…見て

実は……今のバイト決めたのも、その子が常連だって聞いたから、で」
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