私とサンタとX'mas
そこにあるのは、キラキラ光るツリー
色とりどりの飾り付けに、ピカピカと光る電灯


まるでどこか、おとぎの国から抜け出してきたかのような可愛らしさだ



「素敵…」

私はポツンと呟いて、それから暫く そのツリーを眺め続ける



と、その時
私の肩を、誰かがポンポンと軽く叩いた


そして、振り返った私の目に映ったのは



「サンタさん…?」



この店で新しく雇ったのだろうか
サンタの着ぐるみを着た誰かは 私の目の前に立って、必死にみぶり手振りで何かを訴えようとしている
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