私とサンタとX'mas
サンタは 近寄ってきた私に驚いたようだが、棚に用事があると勘違いしたようで 直ぐにその場所から避ける


私はあえてその勘違いを修正せずに、棚から素早く箱を取りだし サンタさんに手渡す


「これ?」

周りに物は無かったのでこれだとは分かっていたが、何故か渡した所で終わりたくなくて 私はサンタさんに声をかける


サンタさんはそれに、困ったように頭を掻いた後
コクンと一回頷いた

私はよかったと言って、ゆっくりと笑みを深める
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