恋をしようか!!~クリスマス~短編
先輩と私。
「先ぱ~~~~いッ!!」
私、野山いちご。
何も知らない高校1年生。
もちろん恋だって
先輩以外の男の人だって知らない。
先輩とは付き合ってないけど、
男の人の中で先輩としかしゃべったこともない。
「なんだ野山か。」
この人は道長 景(けい)先輩。
「なんだ野山か。じゃないですよ~
ほらぁ早く購買行かないと私の好きなパンが無くなっちゃうよ!」
「はいはい」
ほらね?
先輩はなんだかんだ優しいんだ。
「ねぇ先輩!なんで女の人が嫌いなの?」
先輩は女の人が嫌いらしいんだ。
本人は
「嫌いなわけじゃない興味がないだけだ」
ほら、こんなこと言ってる…
まぁ私も人のこと言えないんだけど
「えぇ~。」
「そういう野山は」
「先輩と同じっ♪」
私も恋とか愛とか
愛情だとか友情だとか
あんまりわからない。
男が欲しいなんて思ったこともないよ…
「ふ~ん」
まぁ先輩がいればいいんだよッ♪
「先輩は私のこと好き?」
「うん好き」
「私も好き」
こんなことだって言える
本当の好きじゃなくたって
自分達が良ければいいの