サンダルウッドにくるまれて
次に目を覚ましたら…

「気がついた?」

ああ、さっきの人だ。
銀色の髪にスミレ色の瞳。

あれ???
会話が聴き取れるようになってる??


「気分は?
どこか具合の悪いところは?」


「特に…ないです」


「そう、良かった」


本当に安心したように微笑む姿に胸がキュンとする。


ヤバい。

このドキドキ感はなんだろう。

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