サンダルウッドにくるまれて
還
来た時の制服姿に戻り、小さな空間に閉じ込められた。
「イヤだ、帰りたくないっ!帰らない!!」
いくら叫んでも、返事はない。
「私が残りたいって言ってるの!
それって無理強いじゃないでしょ?
無理強いじゃなければ、災いなんて起きないはずよ!
お願い、出して!
マティアスの傍にいたいの!
ここから出して!!」
どんなに泣き叫んでも、返事は返って来なかった。
「死ぬから!
無事帰っても、死んでやるから!!
マティアスの事を恨んで、死んじゃうんだから!」
最後は暴言を吐いただけだった。
記憶がなければ、自殺だって出来やしない。
「イヤだ、帰りたくないっ!帰らない!!」
いくら叫んでも、返事はない。
「私が残りたいって言ってるの!
それって無理強いじゃないでしょ?
無理強いじゃなければ、災いなんて起きないはずよ!
お願い、出して!
マティアスの傍にいたいの!
ここから出して!!」
どんなに泣き叫んでも、返事は返って来なかった。
「死ぬから!
無事帰っても、死んでやるから!!
マティアスの事を恨んで、死んじゃうんだから!」
最後は暴言を吐いただけだった。
記憶がなければ、自殺だって出来やしない。