無記名な世界





やっぱり、垂れ目でいわゆるほんわか系のあたしにはクールは似合わないのだろうか。





……謎、だ。



モンモンと考えるあたしの肩を誰かが、ポンッと叩く。




「なぁにしてんだ?」


聞き覚えのある声に振り返ると、案の定其処には亜流がいた。






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