Waver まだ見ぬ春

濡れたジャージを脱ぎ
マットと肌を擦りつける。

そんなことをしたって
ちっとも暖かくならないのは分かっていた。


これ以上
眠ったらもう目覚めないかもしれない。

という気持ちの方が大きかったのだ。

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