クロユリ
一章
休み時間の教室。複数の集団を形成し楽しそうにお喋りをする。中には読者や昼寝をしている人達がいる。
しかし毎回している訳ではない。必ず属する集団がある。

この閉鎖的環境で私の属する集団はない。
…孤独。

それが私に課せられた学校生活だ。

肌の色が違うだけで仲間外れ。 嫌になる。死にたくなる程嫌になる。

しかしこれが現実なら受け入れるしかない。
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