運命は赤色
『晴君、はいって来なさい。』
『はい。失礼します。』

は、はるくん?

「ね、お母さん晴君ってだれ?」
前のソファに座るお母さんに
小声で尋ねると

『今からそれを話すから静かにしなさい。』

いつものホンワカしている両親が
どうしてこんなに厳しいんだろう?
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