キズナ
1章〜はじまり〜
それは本当に突然はじまった
『ちょっと柚〜?いい加減起きないと遅刻するわよ〜?!』
『…もーわかってるってば!』
朝から大きな声で叫ぶお母さん
私はまだ寝足りない体をおこした
『まったくもう中学3年生なんだからしっかりしなさい。
本当にだらし無い…』
まだグチグチ言ってるお母さんを無視してご飯を食べた
中学3年生になったからといって
2年生の時と対して変わらない
ただ毎日怠い授業を受けて
友達と楽しくおしゃべりして
決められた給食を食べて
また怠い授業受けて
家に帰る
そんな毎日だ
変わったと言えば
【受験生になった】
っていう事かな
『時間はいいの?遅れないようにね?』
『あっ、ヤバい!いってきまーす!』
今日も何一つ変わらない時間を過ごすんだろうな〜