総長が求めた光 ~Ⅱ壊れた歯車~【完】
「お前ほどの力を持った奴なら、ここに来なくてもそこらのグループに入ってでかくすりゃあよかった。」
ヒサが腕を組みながら俺を見る。
「それをしなかったってことは、何か目的があったんだろ?」
「目的って・・・こいつスパイか!?スパイなのか!??」
赤い髪の男がヒサに問いただす。
つか、スパイって。
天然か?バカなのか?
「目的は・・・何かな・・・?」
ヒサの後ろから、ミルクティー色した髪の奴が出てきた。