総長が求めた光 ~Ⅱ壊れた歯車~【完】
「俺がいる。」
耳元でささやかれる、少しかすれたような声。
「俺が、お前のそばにいてやる。」
「・・・・っ。」
「ぜってぇに、1人にしねぇ。」
「・・・・・っ。」
「だから。・・・・レナ。お前も俺から離れんじゃねぇ。」
どうして・・・そんなこと言うかなぁ・・・っ。
ユイは、彼女なんじゃないの?
あたし、勘違いしちゃうよ?
また。
「うんっ・・・・。」
泣いちゃうよ?