総長が求めた光 ~Ⅱ壊れた歯車~【完】

「・・・・!!」


もう一度、ヒサにギュッと抱きつく。


恐る恐る、ヒサの目を見ると。


そこには、さっきまで揺らいでいた瞳はなかった。


安心と、責任が混ざったような瞳がそこにはあった。


「わかった。話す。」


「ヒサ・・・。」


信じてる。


あたしは、そう言われた気がしたんだ。















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