総長が求めた光 ~Ⅱ壊れた歯車~【完】

ヒサに話したところ。


『容量の問題だったんだろ。それと居場所がわかれば大抵のことに使えるが、話しだけじゃいろいろと使いにくいからな。それも、計算のうちなんだろ。ゲームの攻略として』


そう言われたので、なるほどと頷いておいた。


たぶん、俺達がjackと接触していることはわからないだろうが、危険なことに変わりはない。


このことを手短に、二人に話すとしぶしぶながらもネックレスを手渡すヨウ。


いいじゃねぇか。


これで、色んな意味でお前は鎖から、いや首輪か。


解き放たれるんだ。


まぁ、今は一時的なものだけどな。


鎖は、"シン"だからな。


コイツを潰した時に、レナちゃんもこいつも本当の意味で自由になれるんだ。


「どうやって壊すんだ、ヒサ。」


「投げろ。」


「はいはい。」




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