総長が求めた光 ~Ⅱ壊れた歯車~【完】
『リト。そう言えばわかるか?』
「!?」
少し低くてシュウっぽいなんだか気怠そうな声。
「てめぇが下の奴らやったんかよ?あぁ?」
『そう、がっつくなよ。めんどくせぇ。殺さないでいただけありがたいと思えよ。』
俺は無意識のうちにケータイを持っていたほうの手に力を込めた。
「用件は何だ。」
『用件?はっ、一つしかねぇだろ。うちんとこの総長、副総長の姫さんのことだよ。』